酵素って何?

酵素は人間を始め、あらゆる生物の体内に存在しています。
その種類は非常に多種を極め、現在わかっているものだけでも5000種類以上にのぼると考えられています。
一般に皆さんがご存知なのは、洗濯洗剤のコマーシャルなどで使われる『酵素パワー』ではないでしょうか?
しかし、これらはほんの一部のもので、実のところこの酵素が無ければ、私たち生物は生命活動を維持することができません。


酵素の働き

では、具体的に酵素とはどんな働きをしているのでしょうか?
酵素は私たちの体内で作られています。
人間の体の中には、数多い酵素のうち、22種類の酵素が存在しています。これらは物質を消化する段階から、吸収・輸送・代謝・排泄に至るまですべての過程に関わっています。人間が成長し、活動していくには不可欠であり、ホルモンなど重要な物質もこの酵素がなくては生成されません。
酵素は人体の多くの部位で活躍していますが、その中でも取り分け重要な役割を果たしているのが、消化と代謝になります。


消化酵素と代謝酵素

私たちの体には、潜在酵素というものがあります。
この潜在酵素は、必要に応じて消化酵素と代謝酵素の2種類に振り分けられる仕組みとなっています。
消化酵素は、名前のとおり、食物を消化する際に使用される酵素です。この酵素が腸に送られたものを消化・分解しています。
この酵素が不足すれば、当然食物の消化や分解が滞り、未消化のまま腸壁から血液に再吸収されることから肥満などの原因になります。
また、食物が再吸収されることになり、血液のドロドロ化の原因にもなります。
一方、代謝酵素は、細胞分裂やケガの治癒、運動や呼吸の際に必要とされます。
この酵素によって、体内の器官や組織は活動することができるのです。
代謝酵素が不足すれば、体は正常な働きを行えなくなり、当然体に様々な変調をきたします。
また、先ほど述べたとおり、代謝酵素も消化酵素も、元は潜在酵素から振り分けられるものです。極端な例ではありますが、食べ過ぎで消化酵素が不足してしまうと、代謝酵素に振り分けられる分が減り、ケガなどが直りにくくなる可能性があります。
消化酵素は食べ物からも摂取することができます。消化酵素を上手に補うことで、代謝酵素の不足を防ぐこともできます。